作品紹介




茶糸威腹当鎧

室町期前期から安土桃山時代後期移行まで、長い時代を掛けて使われた鎧。
当時は作り方の簡単さから沢山あったとは思われるのですが、現状遺物があまり残されていません。

教室では、素掛という糸が少なく作りやすい前だけの胴ということで最初に作る鎧です。
これが作れないようでは、他の鎧を作ることは出来ません
製作者:武蔵桶之介

紺糸毛引威二枚胴。

入手が困難な絵革や金物を使った上等な作品です。

兜はラストサムライで渡辺腱さんが被っていた兜の複製。
こちらも教室で作った作品で、二重しころとなっており、随分と重量があります。





製作者・新田狼之介さん

紺威威卯の花胸取腹巻鎧

漆塗りの板札に絵革や本革を使った、ちょっとだけ上等な作品です。
漆の塗り技術必要となるので教室では中級者以上の方がつくります。

胸板の形や威の色から、室町期前期の関東で使われていた鎧を彷彿とさせます。
製作者:大掾桶宗さん


和製南蛮鎧

南蛮から輸入された鎧を、国内で真似て作った鎧。
草摺の一番下の段だけ、色が違うのが当時の流行だったみたいです。

威し糸が少ないのですが、キレイに塗装する技術が問われるので、
教室では中級から上級者が作る鎧です。
製作者:將村さん 


芥子色鎧直垂

教室では鎧以外にも、鎧の下に着る小袖や袴といった縫い物も沢山つくったりします。
こちらは戦国時代において、武士の礼服とされた直垂で、頭に被っている烏帽子も手作り。
モデル:箸之介さん


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